こんにちは、カプリです。
今回はウェブ上のクローラーにブログやサイトを巡回してもらうプラグイン、Google XML Sitemapsをご紹介します。


あなたのコンテンツを検索エンジンに認識してもらうには、サイトマップのアップロードが必要です。
記事を公開したり更新したら毎回手動でアップロードするのは非常に面倒になってきます。


そこでこの作業は、Google XML Sitemapsにやってもらいましょう。
Google XML Sitemapsというプラグインを使えば、以下のことを自動でしてもらえます。


  • 記事が公開・更新されたらその都度サイトマップを自動生成する
  • 生成したサイトマップを自動で検索エンジンに通知する
  • 検索エンジンに認識(インデックス)して欲しいページのみ指定できる
  • googleが推奨している記述でサイトマップが送信できる

ここでは、Google XML Sitemapsのインストールと設定について分かりやすくご紹介します。


ただし新しいプラグインをインストールするときには必ずバックアップを取って下さい。
新規でプラグインをインストールするとテンプレートやその他のプラグイン、サーバーとの相性などで不具合が生じたりすることがあります。


そんなことが起こっても、バックアップがあればすぐに復元できるので安心です。


それから2019年2月、カテゴリーの更新頻度と優先順位の設定内容が反映されていないという不具合が見つかりました。
解決方法は「5カテゴリー設定が反映されないときの対処法」(記事内)でご紹介していますので参考にされてみて下さい。


Google XML Sitemapsについて

Google XML SitemapsとはWeb上のクローラーにサイトを巡回してもらうためのプラグインのことです。
クローラーはウェブサイトを巡回して収集した情報を検索エンジンに伝達するという役割を担っています。


そのためサイトマップが無い場合、記事を公開してから検索に反映されるまで時間がかかることもあります。なので、すばやくあなたの記事を検索エンジンに認識してもらうには必須のプラグインになってきます。


まずはFTPソフトを使ってインストールする手順と管理画面からインストールする手順を説明します。FTPソフトはネットビジネスをする上で必要不可欠なツールです。
ぜひ使い方に慣れていきましょう。


FTPソフトを使ってインストールする手順

FTPソフトで一般的に使用されているのは、FFFTPとFileZillaです。どちらも無料で利用できますが、FFFTPはWindowsユーザーしか利用できません。なのでMacユーザーの方はFileZillaをご利用ください。FileZillaはWindowsとMacの両方で使うことができます。


FTPソフトをまだインストールされていない方は、こちらの記事を参考にされてみて下さい。


FFFTPのインストールと使い方


FileZillaのインストールと使い方


では下記のURLにアクセスしてGoogle XML Sitemapをダウンロードしていきましょう。


xml-sitemap

Google XML Sitemapをダウンロード


ダウンロードしたファイルを解凍したらFTPソフトでサーバーにアクセスします。
「public_html」⇒「テンプレート名」⇒「wp-content」⇒「plugins」の順でクリックして「plugins」のフォルダー内にアップロードして下さい。


upload

ファイルのアップロードが完了したらWordpressの管理画面にある「プラグイン」から「インストール済みプラグイン」をクリックします。すると、Google XML Sitemapsが表示されているので「有効化」をクリックすればOKです。


activate

以上がFTPソフトを使ってGoogle XML Sitemapsを有効化する手順になります。次にサイトマップXMLを作成していきますが、その前に管理画面からインストールする手順を説明します。


管理画面からインストールする手順

では管理画面の「プラグイン」から「新規追加」をクリックして下さい。「プラグインの検索」に「Google XML Sitemap」と入力します。


new-plugin

すると「Google XML Sitemaps」が表示されますから「今すぐインストール」をクリックします。


install

インストールが完了したら「プラグインを有効化」をクリックします。
これで有効化の完了です。


activate

サイトマップXMLの作成

有効化が完了したらサイトマップXMLを作成していきましょう。まずは管理画面の「設定」から「XML Sitemap」をクリックします。すると以下のような設定画面が開きます。


xml-sitemap

画面をスクロールすると大きく分けて次の4つを設定する項目がでてきます。


  • 基本の設定
  • 表示の設定
  • 優先順位の設定 (priority)
  • 更新頻度の設定

では基本の設定からしていきましょう。


サイトマップの基本設定

ここでは検索エンジンへ公開・更新の通知をするかどうか設定します。以下と同じようにチェックを入れておきます。


basic-setting

「Notify Google…」と「Notify Bing…」の2つにチェックを入れるとブログを新規で公開したり更新したりするたびにGoogleとBingに通知され、より早くインデックスされる可能性が高くなります。


さらに「サイトマップのURLを仮想robots.txtファイルに追加」にチェックが入っていれば、検索エンジンにサイトマップの場所を正確に伝えることができます。


またサイトマップを自動で生成するには、たくさんのメモリが必要でコンテンツの数が多くなればなるほどメモリによるエラーが発生しやすくなります。


エラーがでないようメモリを制御するには「Try to automatically compress the sitemap~」にチェックをいれます。これはサイトマップを圧縮する項目で、コンテンツが膨大な量になると圧縮されたファイルのほうがブラウザ表示も早いです。
ここはデフォルトでチェックが入っているのでそのままにします。


また「XSLTスタイルシートを含める」にある「デフォルト設定を使用」のチェックも入れたままにしておきましょう。XSLTとはXML文書をHTMLやテキストといった人が読みやすい文書に変換するための言語です。


「Override the base URL of the sitemap」はWordPressのインストール先がドメイン直下ではない場合に使用します。なので、サーバーをレンタルしてワードプレスをインストールしているのであれば空白です。


「HTML形式でのサイトマップを含める」にチェックが入っていると、例えば「https://〇〇〇.com/sitemap.html」と入力した際にサイトマップがHTML形式になるので、ここもチェックを入れたままにします。


ここは重要な設定個所になるので忘れずにチェックを入れておきましょう。また基本的な設定の中に「高度な設定」があります。こちらはデフォルトのままで大丈夫です。


次の設定はAdditional Settingですが、ここは飛ばしてください。


additional-pages

では「投稿の優先順位」を設定します。
新規の公開や更新したページがサイト内でどのくらい重要かという優先順位を決めて、検索エンジンに伝達することができます。


下記項目では、この順位を自動でするかどうかの設定をします。
「優先順位を自動的に計算しない」を選択して、自動で優先順位が決められないようにしていきましょう。


article-priorty

サイトマップの表示設定

ここではサイトマップに載せる内容の設定を詳しく行います。次の4つの項目には必ずチェックを入れていきましょう。


  • ホームページ
  • 投稿(個別記事)含める
  • カテゴリーページを含める
  • 最終更新時刻を含める

sitemap-contents

サイトのコンテンツになるページだけをサイトマップに入れて、良質なコンテンツが含まれていないページは検索エンジンが見に行かないように促すことができます。こうすればクロールを最適化でき、結果的にSEO対策になります。


次にサイトマップに含めないカテゴリー、投稿、固定ページを指定しますが未分類でOKです。


excluded-items

ただし投稿や固定ページで含めないページがある場合は「投稿(個別記事)を含めない」にページのIDをカンマで入力していきましょう。この際に入力するIDですが、投稿や固定ページの一覧でIDを知りたい記事にカーソルを合わせます。


すると下の画像のようにブラウザにURLが表示されますので「~.php?post=[ID]&action~」の数字の部分をコピペで貼り付けて下さい。下の画像であれば26がIDです。


id

更新頻度の設定

ここではページを更新する頻度を指定して、検索エンジンに知らせる設定をします。以下の設定を参考にされてみて下さい。


change-frequencies

上記の設定はクローラーへのヒントになり、クロールの最適化になるので必要です。サイトの中で重要なページはしっかりクローラーに巡回してもらえるよう設定していきましょう。


優先順位の設定

ここではそれぞれのURLを比較して、そのURLの優先順位を指定します。


priority-setting-save

優先順位は1.0(非常に重要)~0.1(重要ではない)の範囲で設定します。設定の仕方は「更新頻度の設定」に合わせて重要度を調整しています。
最後に「設定を更新」をクリックしたら、これでGoogle XML Sitemapsの基本的な設定は完了です。


カテゴリー設定が反映されないときの対処法

ではカテゴリー設定が反映されないときの対処法をご紹介します。もしも、ご紹介した設定とは違う設定でタグの更新頻度と優先順位が低い場合は、カテゴリー設定が反映されないことがあります。


なのでその際はタグページの更新頻度と優先順位を上げてみて下さい。


Googleサーチコンソールにサイトマップを追加する

サーチコンソールはグーグルが提供する無料の分析ツールです。グーグルアカウントがあれば、自由にログインできます。


サーチコンソールにサイトマップを追加するには、サイトのドメインがサーチコンソールに登録されている必要があります。Googleサーチコンソールの登録と使い方については別の記事で詳しく丁寧にご紹介します。


ここでは、新しいサイトマップの追加を簡単に説明します。まずはサーチコンソールにログインして画面左側にある「サイトマップ」をクリックして下さい。


すると「新しいサイトマップの追加」が表示されますから「サイトマップのURLを入力」の部分に「sitemap.xml」と入力して「送信」をクリックします。


add-sitemap

送信したサイトマップに「成功しました」の表示が出たらOKです。以上が「Google XML Sitemaps」のインストールと設定方法の説明になります。


それでは最後までお読み頂いてありがとうございました。