今回は私が使っているフリーのFTPソフト「File Zilla」の設定方法と使い方についてご紹介します。FTPソフトを使用したことのない方なら「FTPソフトって何なの？」ということになると思います。
これはPCからサーバー上にファイルを転送するソフトのことです。無料のFTPソフトで人気が高いものにFFFTPがあります。Windowsを使用している方には、人気のソフトです。
ただ、FFFTPはWindows用のFTPソフトなのでmacのOSでは使えません。そこでおすすめのFTPソフトがFile Zillaです。このソフトは、安定性に優れているだけでなく使いやすいです。
WindowsとMacの両方で利用できるので、どちらのOSを使用されている方にもおすすめです。ではさっそく、設定していきましょう。
フリーソフトFileZillaをダウンロードしよう！
まずは下のリンクからFileZillaをダウンロードして下さい。
Windowsからダウンロードするとwinバージョンが開きますし、MacならMacバージョンが開くので、迷わずクリックするだけです。
ダウンロードしたファイルをダブルクリックします。すると自動でインストールが始まります。
フリーソフトFileZillaのサーバー設定方法
デスクトップにアイコンが表示されますので、ダブルクリックします。次にファイルをクリックして「サイトマネジャー」を開きます。
「新しいサイト」をクリックしてサイト名を入力したら、①から⑤を入力します。
上の情報は契約しているレンタルサーバー会社から取得することができます。私は利用しているサーバー会社がエックスサーバーなので、こちらを使用した設定方法を説明しています。
エックスサーバーで契約すると契約時にサーバー情報がメールで送られてきます。そこに詳しい情報が載っています。ただ、メールがどこにいったのかわからないというときには、サーバーパネルから確認することができます。
まずはエックスサーバーにログインして、サーバーパネルの管理画面にある「FTPアカウント設定」をクリックします。
FTPサーバーに接続するドメインを選択します。
次にFTP設定をクリックします。するとFTPサーバーの情報が表示されています。
見やすいように、先ほどのサイトマネジャーを表示しています。
- ①ホスト（H）は（A）FTPサーバー（ホスト名）
- ②プロトコル（T）は「FTPかSFTP」を選択
- ③ログオンの種類は「通常」を選択
- ④ユーザー（U）は（B）ユーザー名（アカウント名）
- ⑤パスワード（W）は（C)表示の通り
上の情報を入力して接続をクリックします。
サーバーパネルにログインするときのパスワードを忘れてしまった場合は、「サーバーパスワード」の再発行フォームから新しいパスワードの申請が出来ます。
エックスサーバーの「サーバーパスワード」再発行フォームに移動する
接続の状態は画面左上に表示されます。上手く接続がされないときは、入力した文字が全角になっていないか確認してみて下さい。
接続が成功していると右側にこういった表示がされます。FTPソフトを使えば、サーバー内のファイルをダウンロードしてパソコン上に移動したり、逆にパソコン内のファイルをサーバー上にアップロードしたりするのが簡単です。
ファイルはドラッグ＆ドロップで移動するだけですから、大量の画像や動画を一度にアップロードするときでもすごく便利です。
ただ、サーバー内の情報に編集を加えるときには、必ずファイルをダウンロードしてバックアップを作成していきましょう。サーバー内のファイルを編集した場合、ワードプレスの画面が真っ白になることがあります。
バックアップを作成しておけば、誤った編集をしたとしてもすぐに元に戻せますから、安心です。また、エックスサーバーを利用している方には、FTP接続よりも安全に送信できるSFTP接続がおすすめです。
レンタルサーバーによってこの設定は出来ないこともありますが、エックスサーバーなら設置可能です。SFTPの設定方法は、こちらの記事を参考にしてみて下さい。
⇒エックスサーバにFileZillaでSFTP接続を設定する方法
またサーバーには、いくつも種類があります。もし表示速度が遅いときは、高速サーバーに変更したほうが良いと思います。ユーザビリティを高めるには、コンテンツと同様、表示速度も重要です。
使うサーバーによって表示速度はかなり違います。
サイトの速度は簡単に確認できるので、こちらのツールを利用してみて下さい。googleが無料で提供しているツール、PageSpeed Insightsなら、すぐに測定出来ます。
もう少し詳しく調べる場合は、GTmetrixが良いと思います。こちらからは、どういったところを改善すれば表示速度が速くなるのか確認することが出来ます。
