WordPressを使ってサイトやブログを運営しているなら、独自ドメインのメールアドレスを作成していると思います。


また、そのメールアドレスでメールの送受信をするには、メールソフトの設定が必要になってきます。たとえばMozillaが開発した無料メールソフト、サンダーバードは人気の高いメールソフトなので、利用されている方も多いのではないでしょうか。


サンダーバードのようなメールソフトは、作業効率を上げることができますから、確かに便利です。でもメールソフトは、パソコン、スマホ、その他のモバイルなどにそれぞれインストールしなければなりません。


なので、外出先でちょっとだけ確認したいというときには、少し不便です。でも、Gmailのアカウントを所有しているなら、サイト用のメールアドレスをgmailのアカウントで送受信することができてしまいます。


ですのでこれは便利です。インターネットの環境さえ整っていれば、いつでもどこでもアクセスすることができますから、メールの送受信が効率的かつ簡単です。


今すぐメールをチェックしたい!というときでも、スマホ1台ですぐに確認することが出来ますから、設定してみて下さい。


今回は、独自ドメインのメールアカウントをGmailに追加する方法について紹介します。






独自ドメインのメールアドレスをGmailで送受信するとは

いまいち分かりにくいということもあるかと思います。なので、もう少し詳しく説明します。


たとえばこのブログの「特定商取引法に基づく表記」の連絡先には、「contact@buzzclub.site」というメールアドレスを表示しています。こちらはこのブログを運営していく上で利用しているメールアドレスですが、「@gmail.com」ではないのでこのメールアドレスにメッセージが送信されてもgmailのアカウントでは確認することができません。


しかし、独自ドメインのメールアドレスをgmailのメールアカウントに追加する設定をすることで、gmailのメールアドレスと同じように送受信が可能になります。


独自ドメインのメールをgmailの画面で、使うことができちゃうということです。


ではさっそく、その設定方法を紹介しますね。


独自ドメインのメールアドレスをGmailで送受信するための手順

まずは手順から説明します。

  • gmailのアカウントを取得する
  • 独自ドメインのメールアドレスを取得する
  • 独自ドメインのメールアドレス情報を確認する
  • 受信メールアドレスを設定する
  • 送信メールアドレスを設定する

gmailのアカウントを取得する

当たり前といえばそうなのですが(汗)……Gmailのアカウントで独自ドメインのメールアドレスを使用するには、Gmailのアカウントが必要です。


もし、まだお持ちでない場合は、こちらの記事を参考に取得してみて下さい。たぶん、3分もかからず作成できます。


Googleアカウント作成方法とネットで稼ぐためのグーグル活用法


独自ドメインのメールアドレスを取得する

次に必要なのが独自ドメインのメールアドレスです。すでにお持ちの方はここは飛ばして「独自ドメインのメールアドレス情報を確認する」に進んで下さい。


ここでは、エックスサーバーで独自ドメインのメールアドレスを作成する方法を紹介します。話が本題から少しそれますが、今後メールマガジンなどを発行していく予定があるならば、フリーメール(gmailやyahooなど)は使わないほうが良いと思います。


フリーメールが悪いということではないのですが、無料で取得できますから信用性という面では商業用には向いていません。それから無料メールの場合、迷惑メールに届いたり、送信してもそのままゴミ箱行きになってしまう可能性が高いです。


独自ドメインのメールアドレスにしたからといって必ずしも開封してもらえるというわけではありませんが、独自ドメインのメールアドレスを取得できるのであれば、メリットが見込めるので使っていきましょう。


サーバーをレンタルするなら一番のおすすめはエックスサーバーです。というのは、サイトの表示速度がダントツに早いです。コンテンツがすばらしくても、表示がなかなか切り替わらなければ離脱率は高くなりますし、そうなれば使いにくいですからリピーターも増えてきません。


ユーザービリティを考えるとサイトの速度はもっとも重要な要素の一つになるかと思います。それとサーバーの性能・安定性・セキュリティといったこともサーバーをレンタルするときには確認するべきです。


レンタル料金が安いサーバーの中には、四六時中ダウンしているものもあるので、ネットビジネスを始めるなら「高速・高性能・高安定」でセキュリティ対策もしっかりされているサーバーを選んでみて下さい。


エックスサーバーなら、こういったことをすべてカバーしています。なのでネットビジネスには最適なサーバーではないかと思います。


https://business.xserver.ne.jp/

では、独自ドメインのメールアドレスを作成します。そこでまずは、サーバーパネルにログインします。

server-panel

ただ、エックスサーバーの場合、インフォパネルとサーバーパネルでは、ログインするときのIDやパスワードがそれぞれことなるので、ややこしいということがあるかもしれません。


こういう場合はいつもインフォパネルからログインする習慣をつけておくといいと思います。インフォパネルからログインすれば、サーバーパネルやファイルマネジャーにもログインなしでアクセスできます。


サーバーパネルにログインしたら、管理画面の左下にある「設定対象ドメイン」をクリックして、メールアドレスを作成するドメインを選択します。

select-domain

メールアカウント設定をクリックします。

mailadress-setting

「メールアカウント追加」をクリックします。



メールアドレスを作成するドメインが表示されているか確認してから、メールアカウント・パスワード等を入力します。

input-mail-address-information

(注)パスワードを作成するときですが、数字のみでは設定できないようになっています。英字と数字を組み合わせると設定できますが、記号を含めたほうがセキュリティの強化になります。


「メールアカウントの作成(確認)」をクリックします。

confirm-mail-account

「以下のメールアカウントを追加しますか?」と表示されたら

add-new-mail-account

「メールアカウントの作成(確定)」をクリックします。

confirmed-new-mail-account

追加されたメールアカウントが表示されたら、これでメールアカウントの作成は完了です。

new-mail-account

メールアカウント一覧をクリックしてみて下さい。

check-mail-account-lists

作成したメールアカウントが表示されているはずです。

domain-mail-account-list

独自ドメインのメールアドレス情報を確認する

Gmailでメールソフトの設定をするには、独自ドメインのメールアカウント、設定したパスワード、受信メール(POP)サーバーと送信メール(SMTP)サーバーの情報が必要になってきます。


そこで「メールアカウント設定」の画面で「メールソフト設定」をクリックして、この情報を確認して下さい。

mailsoft-setting-information

上の画面にある4つの項目がメールソフトの設定には必要です。これをメモ帳などにコピペしておきましょう。ユーザー名とパスワードは表示されませんから、こちらも追加しておくと良いかもしれません。


とりあえず「メールソフト情報」という名前で保存しておきます。


もし、お名前.comのサーバーを使用している場合は下の画像が参考になるかと思います。「【共用サーバーGS】受信サーバー(POP3)や送信サーバー(SMTP)の設定を知りたい」という質問の回答です。

onamae-pop

ただ、上記の情報は変更されるということがあるかもしれません。なのでお名前.comヘルプセンタ-のページで確認をおすすめします。


ここまで準備をしたら、いよいよGmailでの設定です。まずは受信メールアカウントの設定からしていきます。


受信メールアドレスを設定する

まずはGmailにログインします。


gmail-login

画面右上にある「歯車」をクリックしてから「設定」をクリックします。

setting

「アカウントとインポート」をクリックします。

account-import

「メールアカウントを追加する」をクリックします。

add-account

追加するメールアドレスを入力して「次へ」をクリックします。

add-new-account

「他のアカウントからメールを読み込む(POP3)」が選択されているのを確認してから、「次へ」をクリックします。

select-pop3

先ほど作成した「メールソフト情報」のメモ帳を開きます。次に「ユーザー名、パスワード、POPサーバー」をコピペします。

add-mail-account

ポートですが、通常の接続を選択するならば、110で問題はありません。


ただし、「取得したメッセージのコピーをサーバーに残す。」には必ずチェックが必要です。ここにチェックが入っていないとタブレット、スマホ、PC、他のメールソフトなどでメールを受信することが出来ません。


ですのでここには、必ずチェックを入れていきましょう。


また、セキュリティで保護された接続(SSL)にする場合はポートを995に変更して「メールの取得にセキュリティで保護された接続(SSL)を使用する。」にチェックを入れて下さい。

ssl-setting

「受信したメッセージにラベルを付ける」と「メッセージを受信トレイに保存せずにアーカイブする」にはチェックを入れなくても良いと思います。


「アカウントを追加」をクリックします。

add-account

「メールアカウントを追加しました。」と表示されたら受信の設定は完了です。次にメールの送信設定もできるようにします。そこで「はい」にチェックマークが入っているのを確認してから「次へ」をクリックして下さい。

add-sending-account

送信メールアドレスを設定する

ここに入力する名前はメール受信者の受信ボックスに表示される名前です。それから「エイリアスとして扱います」にはチェックを入れておきましょう。


ここにチェックが入っているとgmailのアドレスから送信するのか、または、独自ドメインのアドレスから送信するのか選択することができます。メールの受信者には、選択したほうのアドレスからメールが送信されたように表示されます。


確認が済んだら「次のステップ」をクリックします。

sending-account-name

SMTPサーバー、ユーザー名・パスワードを入力します。ポートは「587」のままで「TLSを使用したセキュリティで保護された接続(推奨)」が選択されていることを確認してから 「アカウントを追加」をクリックします。

SMTP

もしここで「SSLを使用したセキュリティで保護された接続」を選択した場合は、ポートを「465」に変更して下さい。


すると、下のような画面が表示されます。

SMTP-confirmation

そこで、受信の設定をしたgmailのメールアカウントを確認して下さい。gmailから確認メールが届いていると思います。そのメールを開くと確認コードが記載されているので、これを確認コード入力欄にコピペします。

verification-mail

もしくは、確認メールのリンクをクリックします。

verification-link

「test@buzzclub.siteとしてメールを送信することを確認してください。」と表示されたら「確認」をクリックします。

confirmation

「確認が完了しました」が表示されたら送信の設定は完了です。

complete

gmailにログインして「作成」をクリックしてみて下さい。すると、「From」の所でメールの送信アドレスを選択できるようになっていると思います。

select-mail-address

さいごに

独自ドメインのメールアドレスをGmailで受信していると、受信ボックスに表示されるまで、やや時間がかかるようです。なので、テストメールを送信して確認していきましょう。


もし、少し時間がかかり過ぎるということであれば、Gmailの管理画面上に「更新」ボタンがありますからクリックして下さい。(時計の針と同じ向きにクルリとまわっている矢印の部分のことです。)これでサーバーへ問い合わせをすることになるので、表示速度が速まるかと思います。