今回はサイトをHTTPSに変更したときのサーチコンソール設定方法を紹介します。


サイトのSSL化は自由選択になっています。でも、早めに設置しておいた方が良いかもしれません。というのは、安全な接続ではない場合、検索で表示されなくなる可能性があるからです。


search-console-https

ただ、SSL化してしまうとアクセス数が減ってしまうということが起こることもあるようです。しかし、サイトを安全な接続にするとこでユーザーは安心してアクセスすることが出来ますし、ネット上の犯罪を阻止できるということから検索エンジンにも有益になるはずです。


なのでアクセス数は、徐々に戻ってくると思います。


ちなみにこのブログでは、SSL化したために「アクセスが減った!」ということは起こりませんでした。少し話が飛びますが、本題に入る前にSSL化しておかないと「検索で表示されなくなるかもしれない!」と思うその訳を説明します。


Twitterによるボットや偽アカウントの大量停止というニュースは大きな話題になったと思います。これは偽情報の拡散防止を強化するための強行突破的な手段です。


表現の自由ということで「ボット」と呼ばれる自動投稿プログラムや誹謗(ひぼう)中傷コメントを連発するトロールの存在は長く放置されていました。


でも、こういったことには問題があるという指摘の声も数多くあったわけです。


確かにTwitterからの情報は、社会に大きな影響を与えてしまいます。例えばトランプ大統領がツイートすると国を問わずシェアされますし、それによって世界情勢がガラッと変わってしまうといったことが起こっています。


もしも誰かがトランプ大統領そっくりのアカウント作成したり、もしくは本物のアカウントを乗っ取ったりして、とんでもない偽りの情報を流したとしたら、世界中で混乱が生じる可能性は無きにしも非ずです。


それだけでなく、偽りばかりの情報しか呟かれていないということが当たり前のソーシャルメディアという評判が立てば、Twitterの信頼性はガタ落ちです。


ということで有益にならないアカウントは一掃していくというビジネス展開になっています。


Twitterの株価は業績が良いのにも関わらず、この強制的な処置のため大暴落を起こしましたが、こういったアカウントを停止・削除・排除していく方針は、強化される一方なので、最終的にbotなどの登録はできなくなるのかもしれません。


Twitterと同様、検索で表示されたサイトから個人情報が盗まれるといったことが頻繁に多発したら、検索エンジンの信頼性は損なわれることになります。便利なツールなので社会に定着していますが、安全性が確保されない場合、危険が伴う機能という定評がついてしまいます。


なので、保護されていないサイトは、検索で表示させないという可能性も出てくるかと思います。ただ、個人的な意見ですから「必ずこうなる!」ということでは、もちろんありません。(笑)


ということで、本題に入ります。






httpsのURLをサーチコンソールに追加する

ドメインに変更がない場合でも、httpからhttpsにサイトを変更した場合は、新規でサーチコンソールに登録する必要があります。というのは、検索エンジンの視点で考えた場合、httpとhttpsはまったく別のサイトということになるからです。


そこでまずは、Google Search Consoleにログインします。

search-console-login

「プロパティを追加」をクリックします。

add-property

httpsのURLを入力してから「追加」をクリックします。

add-https-url

所有権の確認画面が表示されるので、「私はロボットではありません。」にチェックマークを入れてから「確認」をクリックします。

Ownership

「https://サイトの所有者が確認されました。」と表示されたら「続行」をクリックします。



ホームをクリックすると新規でhttpsのサイトが追加されています。


サイトマップを設置する

次にこのサイトにサイトマップを追加します。そこで、新しく追加したURLをクリックして下さい。(注)この画面では、「プロパティの健全性に重大な問題が発見されました。」と表示されていますが、WordPressで検索エンジンがサイトをインデックスしないように設定しているとこういった表示になります。

new-url-click

「サイトマップがありません」をクリックします。

sitemap

「サイトマップの追加/テスト」をクリックします。

add-sitemap

下の画像のように「sitemap.xml」と入力して「送信」をクリックします。

send-sitemap

「アイテムを送信しました。」と表示されたら「ページを更新する」をクリックします。

update

すると、登録したサイトマップが下のように表示されます。(注)サイトマップが送信されない場合はエラー表示になります。

register

ここでは手動でサイトマップを送信しました。でも、WordpressのサイトマップはGoogle XML Sitemapというプラグインで生成したほうが効率的です。


すでに利用している方のほうが多いかと思いますが、まだ設定していないということなら、おすすめのプラグインです。このプラグインを有効化して初期設定をすることで自動的にページ情報をサーチコンソールに送信してくれます。


Google XML Sitemapのインストールの仕方と初期設定は下の記事で紹介しているので参考にしてみて下さい。


ワードプレス初心者向け|おすすめのプラグインと設定方法


最後の設定はGoogleアナリティクスとhttpsのサイトを連携させる作業になります。


Googleアナリティクスと関連付ける

まずはアナリティクスにログインして、管理画面の「管理」をクリックします。管理画面が表示されたら、プロパティの所に表示されているプロパティ名が「新しく追加したプロパティ」になっていることを確認して「プロパティ設定」をクリックします。

property-change

デフォルトのURLが「https://」になっていることを確認します。

default-check

次に「Search Consoleの調整」をクリックします。

search console-adjustment

「追加」をクリックします。

add-sonsolereport-data

するとサーチコンソールに登録されているサイトが表示されるので、新しいサイトのURLをクリックして「保存」をクリックします。

select-search-console-data

「関連付けの追加」が表示されるので「OK」をクリックします。

connect-search console

Search Consoleのホーム画面が表示されますのでリンクをクリックします。

link to search console

すると、Search Consoleの画面上に「………GoogleアナリテックスのプロパティXXXに関連付けられるようになりました」と表示されていると思います。

analytics-link

次にgmailのメールボックスを確認して下さい。Google Search Consoleのチームから、メールが送られていると思います。それを開いて「ウェブサイトのリンクの変更」をクリックします。

change-url

すると下の画像のようにアナリテックスとコンソールが連携されたことが分かります。

property-check

これでサイトをHTTPSに変更したときのサーチコンソール設定は完了です。Googleアナリティクスでhttps化されたサーチコンソールのデータを確認することが出来るようになるかと思います。