検索エンジンスパムは、SEOの仕組みの裏をかいて検索で上位表示させる行為のことです。こういったスパムがネット上に拡散すれば、検索しても欲しい情報が見つからないということになります。


ですので、Googleを含めた検索エンジンは、スパムを厳しく取り締まっているんです。


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今では生活に欠かせないツールとなった検索エンジンですが、その歴史はそれほど長いというわけではありません。ほんのわずかというか、たったの20年程度しかないんです。


なのに、「利用しない人はいない!」といってもおかしくないほど当たり前に使用されています。もし、この機能が使えなくなったら、かなり不便なことになりますよね。


これは間違いなく大変なことです!


といったことから、検索エンジンは何かを探すための必要不可欠なツールになっています。


これからも使いやすい情報収集ツールとして世界中の人に利用されていくためには、検索結果の精巧さを維持・向上することがカギになってきます。


ですのでスパム排除は、今後ますます強化されるのではないかと思います。


でも、この機能の裏を突いて表示順位を上げようとする人は後を絶ちません。いまだに効果があると信じています。「もうその手は通用しないよ!」と言われていてもです。


個人ブログに限らず、名前の通った大企業でもスパムを使って表示順位を上げようとする人は数多く存在しますし、検索での表示順位は会社の売上に大きく影響しますから、googleが「スパムをするとサイトを表示させないよ!」と警告してもその数は減らないのです。


しかし、スパムといった単純行為で検索エンジンを騙せるのは、もはや時間の問題です。というのは、かなり高い確率で発見されてしまいますし、アリゴリズムは複雑かつより精巧になっていくからです。


今はまだ、見逃されているようなスパムでも、近いうちに除外されることになるかと思います。そして、見つかったらアウトです。


それと、資産構築型のブログを運営するならば、スパム行為はまったく役に立ちません。


ですので、おすすめはしません。もし、やってみようか考えているならば、絶対にやめておいた方がいいです。


せっかく作ったブログでもそれが見つかったときには、残念なことになると思います。


そこで今回は、スパム行為に課されるぺナルティについて紹介します。






Googleのアリゴリズムとは

まずは、検索エンジン最大手になるGoogleのアリゴリズムから説明します。


Googleは日本を含め世界各国のポータルサイトで採用されていますが、そのシェアは過半数をはるかに超えています。


現在こういった地位を獲得することができたのは、ユーザーが満足する水準の検索結果をつねに提供してきたからです。そうでなければ、これほどまでに知名度の高い検索エンジンには成長していないでしょう。


パンダアップデートやペンギンアップデートといったアリゴリズムは有名ですが、Googleの検索エンジンが実装しているアリゴリズムは、複雑かつ膨大な数です。


そして公表されていないものが数多く存在します。


また、アリゴリズムは高度に精緻化されていて人の手を加えずとも、ユーザーに最適化されたコンテンツを表示することが出来ます。


ですので、小手先の手段で上位表示されたとしても、かなり高い確率で見つかってしまいますし、圏外に飛ばされた場合、順位が永久に戻ってこないということも少なからず起こっているんです。


せっかく時間をかけて作ったサイトが、検索で表示されなくなったらガックリします。だからこそ、意図的にスパム行為をするべきではないのです。


検索エンジンによって課されるぺナルティ

スパム行為によって受けるぺナルティ(罰)には、軽いものもあれば重いものもあります。


どういった罰則があるのか比較的軽いものから順にリストにしています。

  1. 検索で表示順位が大きく下がる
  2. 検索エンジンのインデツクスから削除される
  3. スパムをしたブログやサイトのドメインが削除される
  4. スパムをしたブログやサイトがホストされているサーバーをIPアドレスごとに禁止する
  5. スパム行為に関連しているすべてのサイトがまとめて削除される

検索で表示順位が大きく下がる

検索で表示順位が大きく変わるのは、スパム行為だけとは限りません。アリゴリズムの変化によって変動することもあるからです。この場合は、改善策がありませんが、順位が戻ってくることもあります。


なので焦らずに、少し様子を見ていきましょう。

検索エンジンのインデツクスから削除される

これには、スパムをしているページが削除される場合とウェブサイト全体が削除される場合の2つがあります。


確認するには、サーチコンソールで「手動の対策」を確認してください。そこに、問題となっている行為が表示されていると思います。


手動のぺナルティが課された場合、出来るだけ早い対応が必要になってきます。もし、Googleアドセンスを利用しているならば、その広告をぺナルティが解除されるまで外しておきましょう。


というのは、手動のぺナルティが原因でアドセンスのアカウントまで停止してしまうことがあるからです。


また、ブログのタイトルをそのまま検索すれば、ぺナルティを受けているかどうかすぐに確認することが出来ます。


すでにインデックスされていたコンテンツが表示されない場合、削除されている可能性が高いです。でも、ドメインやコンテンツが新しいときには、まだインデックスされていないこともあります。

スパムをしたブログやサイトのドメインが削除される

このステージになると、かなり重い罰になるかと思います。


ドメインが削除されているかどうか確認するには、ドメイン名を検索エンジンに入力します。ドメインが削除された場合、検索エンジンのブラックリストに入っている可能性が強いです。


こうなるとこのドメインを含むコンテンツはすべて表示されませんから、新しいドメインを取得しなければならなくなります。

 

スパムをしたブログやサイトがホストされているサーバーをIPアドレスごとに禁止する

IPアドレスを禁止された場合、サーバーをホストしているIPアドレスを変更しなければなりません。


そのままにしておいても、検索エンジンにインデツクスされることはありませんから、サーバーの移転が必要になってきます。

スパム行為に関連しているすべてのサイトがまとめて削除される

Googleのぺナルティは会社の規模などとは関係がないんです。


ドイツのBMWは、クローキングをおこなったということで3日間ネット上から削除されたことがあります。クローキングとは、「クローラ」に対して表示するブログのコンテンツと、ユーザーに対して表示するコンテンツを別のもににすることです。


コンテンツを読んでいるのはユーザーだけではありません。クローラーも読んでいます。そして検索で表示される情報はクローラーが認識したものです。もしこれが、ユーザーが見るコンテンツと違う場合、検索エンジンは意味のないものになってしまいます。


なので2者で読まれる内容が合致していないサイトには、もっとも強烈なぺナルティを課しているんです。もし、クローキングと判断された場合、サイトを蘇らせるのはほとんど不可能かもしれません。


BMWのサイトが復活できたのは、このサイトを削除した場合、不利益を被るユーザーが多いからだと思います。


とはいえ、超有名ブランドでも容赦なくこういった対応をしていくGoogleは、「恐るべし存在!」かもしれません。


このように一口でぺナルティといっても様々ですが、スパム行為をしなければ、甚大な被害は受けません。なので、しないことが重要です。


しかしネット上には、もっとも優れたSEO対策と証して、いくつものスパム行為が紹介されていることがあります。これは気を付けて下さい。最終的に、役に立ちません。


それどころか、被害を被ることになりかねません。「簡単でかつすぐに効果が出て来ます。」などど書かれていたら、注意が必要です。


スパム行為では、安定して収益を得るためのブログやサイトを作ることはできないのです。


どんな方法よりも効果的で本当の意味でのSEO対策は「質の高い情報を投稿すること!」で、これが間違いのないSEO対策です。