こんにちは、カプリです。
今回はキーワードの選び方についてご紹介します。


SEO対策とは、ターゲットにしたキーワードで検索されたときに表示順位が一番上になるよう工夫することです。でも本来の目的は、表示される回数を増やしてクリックされやすくすることではありません。


重要なのは、そうすることによって、どれだけコンバージョン(成果)を出すことができるかになります。


コンバージョンはサイトやブログによって違います。たとえば、アドセンスならばクリックされることで発生する報酬がコンバージョンです。また一般的なアフィリエイトのコンバージョンは、紹介している商品やサービスが成約したときに支払われる報酬のことです。つまりコンバージョンとは、収益という意味になります。


仮に狙ったキーワードで検索順位の一位でも、そこから成果がでなければ何の意味もありません。なのでキーワードを選ぶ場合は、コンバージョンが高くなるよう設置する必要があります。


そしてコンバージョンを上げるには、将来的に見込み客になる可能性の高いユーザーをいかに誘導できるかがカギになってきます。


そこで重要になるのが検索キーワードの選定です。まずはコンバージョンにつなげる流れを説明します。


keyword-conversion





検索キーワ―ドの選び方が重要な訳とは

あなたや私を含めユーザーが検索エンジンを利用するのは、何かしらに興味や関心を持ち、それを満たすための情報を得るためです。


例えば、夏休みに家族旅行を計画しているとしましょう。とすれば「夏休み 家族旅行 」といったキーワードで検索するかもしれません。


さらに「ハワイ 人気スポット」といったキーワードを付け加えたとします。こうなると夏休みに家族でハワイ旅行をするならば、どこがいいのか人気のスポットを探しているのだと想像できます。


SEOで見込み客を集めるならば、ターゲットユーザーが検索エンジンに入力しそうなキーワードを選定し、そのキーワードで検索されたときに上位表示されていることが大切になってきます。


もし、見込み客にならないユーザーが使うキーワードで検索結果の上位に表示されてもコンバージョンにはつながりません。


つまり、SEOが役に立たないということになりますから、キーワードの選定は非常に重要です。では、どういったキーワードを選んだらいいのか説明します。


自分のブログのユーザーになってみる

このページを読んでくれているあなたは、どんなキーワードでこのブログにアクセスしたのでしょう。


きっと「SEOの対策がしたい!コンバージョンを上げたい!どんな検索キーワードを選んだらいいのかそれを知りたい!」ということだと思います。


もしこういったことに興味・関心がなければこのページを開いていないはずです。ユーザーが検索で使うキーワードとはあなたが検索で使うキーワードです。とはいったものの、いざとなると思いつかないということがあるかもしれません。


そこで、検索キーワードを調べるツールを使っていきましょう。有料のものもありますが、無料で使えるツールがあるので紹介します。


以前であれば、googleのキーワードプランナーが良かったです。これはキーワ―ドの月間検索ボリュームを無料で確認できるツールでした。しかし現在は、広告費を支払わなければ月間検索ボリュームを見ることはできません。


ただしキーワードプランナーの替わりに利用できる無料ツールがあるのでご紹介します。ぜひ使ってみて下さい。


KWFinder


ubersuggest


ちなみにubersuggestのほうが優秀かつ使いやすいと思います。


専門的な用語ではなく、誰にでもわかるキーワードを使う

その商品やサービスについて詳しく知っているユーザーとあまり知らないユーザーでは、検索で使うキーワードがかなり違っています。


基本的に検索キーワードは日常的に使用している言葉のほうがいいです。ただし、すでにその言葉をしっている層をターゲットにした場合は、この限りではありません。


より多くのユーザーを集めるならば、一般的な言葉の方がアクセスされやすいですし、これとは逆に専門的な用語ならば、限られたユーザーがアクセスしてきます。


例えば、ブログでロボアドバイザーを紹介するとしましょう。これは比較的あたらしいサービスだと思います。ロボアドバイザーとは自動で低コストな商品(投資信託)などの買付をおこなうサービスです。


今のところあまり普及しているとは言えないので、実際に利用している人は限られています。


ですので、これから投資を始められるという方やAIの株式予想サービスを探しているというユーザーをターゲットにするならば「ロボアドバイザー」というキーワードを使うよりも「AI 株式投資」や「人工頭脳 株式投資」、あるいは「株予測 サービス」や「株式 運用サービス」といった日常的に使われている言葉で検索しているユーザの方が多いです。


とくに新しい商品・サービスを紹介するならば、専門用語を使うのではなく、一般的に知られているキーワードのほうが、コンバージョンにつながるユーザーからのアクセスを増やすことになります。


検索キーワードは複合キーワードを使う

検索エンジンはすでに生活の中に定着していますから、ひとつの言葉で検索する人はほとんどいません。通常、2つから3つくらいのキーワードを入力して何かを調べています。


下は海外サイトの情報ですが、2007年の時点でキーワードを2つ入れるユーザーは(31.91%)、3つでは(27.02%)、4つなら(14.75%)と、全体の85%くらいのユーザーが複数のキーワードで検索しています。

number of search keyword

参考:http://www.onestat.com/html/aboutus_pressbox56-word-phrases-in-search-engines.html


ですので、ターゲットにする検索キーワードは、一つではなく複合キーワードにしていきましょう。それから複合キーワードにはメインになるキーワードとそれに関連するキーワードがよく使われます。


たとえば「WordPress」というキーワードで検索した場合「WordPress 使い方」「WordPress ダウンロード」「WordPress ログイン」といった具合です。


サイトで紹介している商品やサービスの複合キーワードを考えるなら、関連キーワードは視野に入れておくべきです。


ブログのターゲットキーワードは目標に合わせて設定する

ブログのキーワードは検索数が圧倒的に多いものだけに絞るのではなく、コンバージョンにつなげることを考えて設定したほうがいいです。


というのは、検索キーワードを限定してしまうと興味・関心からブログにアクセスしてくれたユーザを顧客にすることが難しくなるからです。


たとえばこのサイトでは、資産構築型のサイトをつくる方法を紹介しています。ネットビジネスで稼ぐには、ドメインやサーバー、メルマガスタンドといったツールを使い有料サイトを運営していきます。


本格的にアフィリエイトで稼ぐなら、無料ブログが適しているとはいえません。自分のブログではないので、いつ取り消されても文句は言えませんし、独自ドメインではないですから、長期的に資産を構築するためのブログにはならないのです。


ですが、無料ブログを使いアドセンスで稼ぐ方法を紹介することで、ネットビジネスに興味のあるユーザーからアクセスがありますし、より多くの見込み客を獲得できます。


無料ブログでネットビジネスを始めたユーザーは「どうすればより収益を伸ばせるか」考えています。そこで無料ブログで稼ぐ方法でアクセスを集めたら、次はより効率的に稼ぐ情報を紹介していきます。


たとえば「資産構築型のサイトをつくる方法」とかそのために必要な知識「WordPressの使い方」「アナリティクスの設定方法」「SEO対策のやり方」「DRM」など。


何となく興味があるという段階の見込み客にどうしてもその商品やサービスが欲しいという状態になってもらいコンバージョンにつなげていくという戦略でキーワードの選択をされてみて下さい。


こういった方法のほうが、最終的にコンバージョンは上がりますし、より多くの顧客を獲得できると思います。ユーザーにとって有益性が高ければ高いほど、自然にコンバージョンは発生しますから、ターゲットキーワードはいくつか用意した方がいいです。


以上がコンバージョンを上げる検索キーワードの選び方についての説明です。それでは最後までお読み頂いてありがとうございました。