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ブログを分析するためには、Googleアドセンスとアナリティクスは連携させていきましょう。この設定をしておくことで、収益を増やすのに役立つデータをアナリティクスのページで確認できるようになります。


アドセンスの収益を最大限に増やすには、良質のコンテンツを提供するだけでなく、アドセンスを設置しているブログがどんな状態になっているのか把握しておくことも大切です。


ブログの状況をよく知っておくというのは、「どのくらいのPV数で、どのくらいのページ滞在時間になり、内部リンクはどのくらいの割合でクリックされるのか」といったアクセス解析をしておくことが一つ。


もうひとつは「どのページの広告がクリックされやすくなっていて、どのページになるとクリック単価が高くなるのか?」といった収益面からの分析をしておくことの2つになります。


収益が発生する傾向を把握するには、アドセンスの管理画面にあるパフォーマンスレポートを活用します。このレポートをカスタマイズして、より効率的に収益をアップさせる方法をこちらの記事に書いているので参考にしてみて下さい。


googleアドセンスの収入を増やす方法|パフォーマンスレポートを活用しよう!


googleアナリティクスは無料で利用できるだけでなく、ワードプレスにもカンタンに設置できます。Googleアナリティクスの設定方法とワードプレスに設置する方法はこちらの記事に書いています。


Googleアナリティクスの設定方法と使い方|wordpressテンプレートへコードを設置する方法


Googleアナリティクスを使えば、「どのページのアクセスが多いのか」「どういったキーワードでユーザーが訪問してきているのか」「滞在時間はどのくらいになっているのか」「どのページで離脱しているのか」といったアクセスをアップさせるための細かい情報を知ることができます。


でも、Googleアナリティクスのデータからわかるのは、アクセスの状況になるので、アドセンスの収益に関するデータを得ることはできません。


一方、Googleアドセンスのレポートからわかることは広告単位のデータだけで、記事単位の収益データを見ることはできません。


そこで、Googleアナリティクスとアドセンスを連携させて、アドセンス収益のデータを記事単位で確認できるようにします。


この設定をしておけば、「どの記事の訪問者が多くて、かつクリック率が高いのか?」「どの記事の表示回数が多くて、広告単価が高いのか?」といったことを知ることができますから、そういったデータを基にすれば、よりユーザーに満足してもらえるブログを作成できるはずです。


それでは、Googleアドセンスのアカウントとアナリティクスを連携していきましょう。






Googleアドセンスのアカウントとアナリティクスをリンクさせる方法

Googleアドセンスのアカウントとアナリティクスをリンクさせるには、アナリティクスのページにログインします。


Googleアナリティクスへログイン


管理画面左側の一番下にある「管理」をクリックします。

管理-min

「プロパティ」の項目にある「AdSenseのリンク設定」をクリックします。

アドセンスのリンク設定-min

「コンテンツ向けAdSense」にチェックを入れて「続行」をクリックします。

コンテンツ向けアドセンス-min

「0個のビューが選択済み」をクリックします。

0個のビューが選択済み-min

「すべてのウェブサイトのデータ」にチェックを入れます。

すべてのウェブサイトのデータ-min

「リンクを有効化」をクリックします。

有効化をクリック-min

「完了」をクリックします。

保存-min

AdSenseリンク設定の画面が表示されたら、Googleアドセンスとアナリティクスの連携は完了です。

adsenseリンク設定完了-min

Googleアナリティクス上でアドセンスの収益を確認する

Googleアナリティクスの管理画面で、アドセンスの収益が確認できるかどうかチェックしてみます。Googleアナリティクスの管理画面左にある「行動」をクリックしてから「サイト運営者」をクリックして「サイト運営者のページ」をクリックします。


サイト運営者のページ-min

このように収益に関するデータが表示されます。

サイト運営者のページ の表示-min

連係が反映されるまで半日から1日くらいかかるので、数値が表示されるまではすべてのデータが0になっています。


左側から、


  • 「サイトの運営者のインプレッション数」
  • 「サイトの運営者の一致率」
  • 「サイトの運営者の収益化ページビュー」
  • 「サイトの運営者のインプレッション数/セッション」
  • 「サイトの運営者の視認範囲のインプレッション」
  • 「サイトの運営者のクリック数」
  • 「サイトの運営者のクリック率」
  • 「サイトの運営者の収益」
  • 「サイトの運営者の収益/1000セッション」
  • 「サイトの運営者のeCPM」

のデータを確認してみます。


データが反映されれば、各ページごとの収益がわかるので、「どのページの収益が高くなっていて」「どのページになると広告がクリックされやすいのか」といったことを簡単に知ることが出来ます。


アクセスが少ない記事でも、クリック単価が高いということであれば、記事のタイトルを見直したり、コンテンツの質を高めたりして、よりアクセスが集まるように工夫出来ますし、クリック率の高いページであれば、その記事と似たような構成の記事を作成すれば、よりクリックされる確率が高くなると推測できます。


一般的には、画像や動画の多い記事よりも文字を主体とした記事の方がクリック率は高いです。アドセンスのレポートからでは分からないことでも、Googleアナリティクスのデータを活用することで、効率良く収益を伸ばすことができますから、ぜひ利用していきましょう。


サイト運営者のページにある項目の内容

このページに表示される項目が示している内容を見てみます。

サイト運営者のページ の表示-min

「サイト運営者のインプレッション数」は、アドセンスの広告がページに表示された回数です。仮に記事の3ヶ所に表示された場合は「3」となります。


「サイト運営者の一致率」は、アドセンスと関連性の高い広告が表示されていないページを特定するときに使います。アドセンス広告はページが表示されると広告リクエストを送信します。このとき、そのコンテンツに関連性のある広告がある場合のみ広告が表示されます。


一致率が低いということであれば、ページに合った広告がないので広告表示がされていないということになります。アドセンスが提供できる広告が少ないということになるので、この数値が低い場合は、広告が表示されるようにコンテンツの見直しが必要です。


一致率は、(広告が表示された広告リクエスト数/広告リクエストの合計)×100で計算されていますが、数値が低い場合はコンテンツを改善して、広告が表示される回数を増やすようにしていきましょう。


「サイト運営者の収益化ページビュー」は、アドセンスが表示されたページの数です。「サイト運営者のインプレッション」の数値が実際に表示された広告の数になるのに対し、こちらは1ページに複数の広告がある場合でも、1ページ表示されれば、カウントは「1」になります。


「サイト運営者のインプレッション数/セッション」は、ユーザーが1回訪問するたびに表示された広告数の平均値になります。


インプレッション数は広告が表示された回数のことで、セッションはブログの訪問者の数のことです。「サイト運営者の視認範囲のインプレッション率」は、ページが表示されたときに、ユーザーが実際に目にした広告の数になります。


例えば、広告を記事中と記事下の2ヶ所に設置していたとします。でもユーザーがその広告を見る前にページを離脱した場合、広告数はカウントされません。この数値が明らかに低いのであれば、コンテンツの質を高めて、最後まで読んでもらえるように記事の改善が必要です。


もしブログの離脱率がかなり高い場合は、タイトルとコンテンツがマッチしていない、もしくは記事が読みにくいということが考えられます。スラスラと読める文章を書くためのテクニックがあるので、こちらを参考にしてみて下さい。


コピーライティングの勉強方法|アフィリエイトで最も重要なスキルとは


視認範囲のインプレッション率が100%に近くなるほどユーザーがしっかり記事を読んでくれていることになり、質の高い記事であれば、検索エンジンの評価も高まります。


サイト運営者のクリック数は、広告が実際にクリックされた回数です。


サイト運営者のクリック率は、サイトがどのくらいの割合でクリックされたのかを表す数値です。クリック率=(クリック数/インプレッション数)×100で算出されます。


サイト運営者の収益はアドセンス広告がクリックされて発生した収益額です。


サイト運営者の収益/1000セッションは、サイトの訪問者の数が1000あった場合に発生するアドセンス広告の見積り額になります。


サイト運営者のECPMは、1000ページビューにつきかかるコストの指標です。


Googleアナリティクスとアドセンスをリンクさせた後に着目する項目

上の項目の中で特に注意して頂きたいのは、「サイト運営者のクリック数」「サイト運営者のクリック率」です。


ページビューが少ないのにクリック数が多かったり、平均よりもクリック率が高いページは、アドセンスとの相性が良いページと推測できます。


この条件に該当するページがある場合は、ユーザーが見つけやすい場所、たとえばサイドバーやブログのトップなど、目に付きやすい場所に記事を設置することで、アクセス数を増やすことができます。また、同じような構成の記事を増やしていくといった作業をすれば、効率的にアドセンスの収益を伸ばすことができます。


どのページのクリック数が多く、どのページのクリック率が高いといったことを知っているか知らないかだけで、ブログの運営の仕方も収益も違ってきます。


Googleアナリティクスとアドセンスをリンクさせてページ単位のデータを活用していきましょう。アナリティクスとアドセンスの解析をブログに導入したら、Googleサーチコンソールの登録もおすすめします。


Googleサーチコンソールの機能を活用することで、より収益性の高いブログを作成することができます。