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先延ばしのための対策|片づけたくても片づけられない状況を変えていこう!

こんにちは、カプリです。



今回は先延ばしにしていることを
すぐに片づけるための対策についてご紹介します。






何となく先延ばしにするって
けっこうあるかと思います。



やろうとは思っていても「後にしておこう……」
とか考えてしまうんですよね。



私などは先延ばしにしていることの方が
多いくらいです。(笑)



先延ばしというと完全に良くないというイメージに
なるかと思いますが、クリエイティブなことであれば、
先延ばしにした方が結果的には良いこともあります。



先延ばしをするかどうかを決めるポイントは、
先延ばしをすることで成果が変わってくるかどうか
という点です。



今やっておいた方がより良い成果
につながることなら、先延ばしにしないで
すぐに取かかった方がいいですし、



先延ばしにしても結果が変わらないことならば、
それは後回しにして優先順位の高いものから
やったほうがいいです。



カールトン大学のティモシー・ピッチェル教授の
先延ばしに関する研究をもとに、先延ばしにしない方法をお教えします。



まずは一つ目の方法ですが、4つのステップを踏んでみると
先延ばしを防ぐことができます。



まず何かというと、実は人の感覚には先延ばしをしている場合でも、
それに気づいていないということがけっこうあります。



なので質問します。



「何か先延ばしにしていることがないでしょうか?」



とはいっても、すぐには思いつかないかもしれません。
マインドフルネスの考え方にすごく近いですが、
たとえば、すぐにしなくてはならない
ことがあるとします。



雑用とか、仕事の残りとか……



このときの判断ですが、後回しにしたくなっても、
もしも5分以内に終わるようなことならば、
すぐにやったほうがいいです。



他に優先させたいことがあるとしても、
短時間でできることは、片づけていきましょう。



というのは「あれもしなくちゃ」「これもしなくちゃ」
とか考えてしまうと、集中力が散漫して、
今していることの効率が落ちてくるからです。



それと、後回しにしたいという気持ちが湧いてきたら
どうしてそう考えたのかメモするといいです。



たとえば「掃除をするつもりだったけれど
何となくやる気にならない、別に今日でなくてもいいや!
とか考えている。」など書いてみるんです。



自分がどんな気持ちになると先延ばしを始めるのか
そのタイミングを探ってみて下さい。



二つ目ですが、先延ばしをするデメリット
を認識していきましょう。



先延ばしをすることによって、どれだけの損害になるのか
考えてみるといいです。
それから今やることで、どんなメリットが
あるのかも一緒に考えてみて下さい。



人間というのは何かしらのメリットが見えない
としたくないことはやらないように出来ています。



やらないというよりもやる気になれないんです。



ただし、後でするときと今するときのメリットを比べて、
今の方がメリットが高いという発想になれば、
すぐにやりたくなってきます。



それから必ずしなければならないのに、
なぜかやる気になれないこともあると思います。



たとえば締め切りのある仕事とか、やらないと
誰かに迷惑をかけるとか、こういう状況なのに
取り掛かれないことはないでしょうか。



これは3つ目の方法ですが、その場合は、
作業を細かく分けていきます。



なぜかというと、人間は自分がしなければならないことを
過大に見積もるという性質をもっているからです。



量が膨大だと感じているので、
取り掛かれないんです。



人間のバイアスには、実際にやらなくてはならないことが、
事実よりも膨大に感じるというものがあるんです。



取り掛かるまでは時間がかかったけれど
いざやってみたらけっこう早く終わっていた!
ということがないでしょうか。



こういうときは、「思っていたより簡単だった!」
という気持ちになると思います。



なのでこのバイアスを取り払う必要があるんです。



ではこの偏った思考を無くすにはどうすればいいのか、
ということになります。



それには、一気に全部をやろうとしないで
作業を細かく分けていきます。
作業を単純で簡素化して下さい。



これは心理的な負担を軽くする効果になります。



人間のメンタルというのは、実際の負担と心理的な負担に
ギャップを感じるように出来ています。



心理的錯覚を起こしているわけです。



とてつもなく大変な作業のように感じることでも
作業を細分化することによって、それほどではない
という感覚をつくることが出来ます。



人間のメンタルというのは、実際の負担と心理的な負担に
ギャップを感じるように出来ています。



心理的錯覚を起こしているわけです。



なので、膨大な量という感覚を取り払うには、
作業を分割します。
すると膨大だって感じていたことが、
それほど大変ではなくなってきます。



作業は細かくして、タスクを一つひとつ終わらせて下さい。
そうすると「できている!」という感覚が
積み重なってくるので、「多すぎてとてもできない!」
という発想を変えることが出来ます。



それからやるべき作業はタスクリストとか
箇条書きにしておくといいです。



作業を細分化して完了した作業には
チェックを入れて下さい。



タスクリストのチェックマークが増えてきたら、
作業はどんどん前に進んでいます。
目で見ても、「ああ、終わって来てるな!」と分かりますから
頭で考えているよりもずっと効率的です。



次に4つ目ですが「if-then プランニング」を
やってみて下さい。
これは、もしAをしたら必ずBもするというものです。



たとえば、もし洗濯機のボタンを押したら、
その後には必ず掃除機にもスイッチを入れるとか



もし食事をしたら、その後はすぐに片づけるとか



これをやったら、あれをするということを
決めておくとそれが習慣になります。



朝起きて顔を洗ったら歯を磨くというように、
考えなくてもやることにしてしまうと
「後にしよう!」の気持ちが起こりにくいです。



それと精神論で解決しようとする人がいます。
これはおすすめではありません。



自分を律してなんとか頑張るとか気合で終わらせるとか、
そういうことはほとんど役に立ちません。
心理的な負担は先延ばし対策では
あまり効果を発揮しないです。



なので、こんなに細かくしてしまっていいのか
というくらい作業を細分化して簡単にして下さい。



それから先延ばしにしてしまう理由には
完璧にしないといけないという気持ちと失敗したらどうしよう
という気持ちがあります。



完璧主義の傾向が強い人は、完全にやり遂げないと
気が済みませんから、こういう気持ちが強い場合は
逆に出来なくなります。



また、自己否定型の思想を持っているひとも、
失敗すると自分を否定するので、やる気になれないです。
人は否定されるのを好みません。
なのでそういう状況は避けようとします。



失敗が極端に恐ろしい場合、やるべきことが
出来ないということが起こります。



なので極端な完璧主義や自己否定の
感情が強い場合は、改善が必要です。



完璧主義と自己否定をやめる方法については
別の記事でご紹介していますので、ぜひ参考にされてみて下さい。



以上が先延ばしにしていることを
片づけるための対策です。



それでは、最後までお読み頂いてありがとうございました。