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Gimpに矢印ツールを導入する方法(Windows/Mac)

この記事では、Gimpに矢印ツールを導入する方法を紹介します。


「○○をXXする手順」や「○○の△△方法」といったコンテンツを作成するなら、画像があったほうが断然わかりやすいですよね。「ここのことです!」とか「ここからこっちへファイルを移動して下さい。」という所には矢印を付けたくなると思います。


それに矢印で指している部分を文章だけで表現するのは、けっこう大変です。なので、矢印マークは、手順や方法を説明するときの必須アイテムになるはずです。




よく使われている矢印には、下のサンプル画像のようなものがあると思います。



そこで、Gimpのツールボックを見てみると


「あれれれれ?….」「ない????」




そう、矢印のマークはどこにも無いんです。


「え!」と思うでしょ、これってかなり使用頻度の高い表示なのではと思うのですが……実のところデフォルトの設定には、矢印ツールが入っていないのです。


GIMPはフリーのソフトですが多機能です。なので、特定のツールを使用する場合、プラグインをインストールして使用します。矢印もプラグインをインストールすることで利用できるようになっています。


たとえば、矢印ツールのプラグインを使えば……



こんな風にシューッとしたデザインの矢印でも簡単に描くことが出来ちゃいます。そこで、矢印のプラグインをインストールしていきましょう!


でも「プラグインのインストールをしたことがない….」ということなら不安になるかもしれませんね。


大丈夫、ご安心下さい。次の手順で進めていけば、間違いなくインストールできてしまいます。また、画像の編集や加工の仕方も説明しますから、ブログ制作のレベルもアップするはずです。


(注)ただし、Gimpは不定期でアップグレードされています。古いバージョンをお使いの場合は、最新のものにしてからインストールしてみて下さい。


ではさっそく、矢印ツールを導入していきましょう。







矢印ツールの「Arrow Brushes」をGimpに設置する手順

Gimpで矢印を描くには「Arrow Brushes」というプラグインを導入します。まずはその手順について説明しますね。


Gimpの画面からArrow Brushesをダウンロードする

まずは矢印ブラシをダウンロードします。

Arrow BrushesをGimpのフォルダーへ移動する

Arrow Brushesのダウンロードが完了すると「gimparrow.zip」というZipファイルが表示されると思います。



そこでファイルを解凍して下さい。このときに「このフォルダーに移動するには管理者の権限が必要です。」と表示されるかもしれません。そのときは「続行」をクリックして続けて下さい。



するとその中に「gimp-Arrow」というフォルダーがあるので、これをGimpフォルダにある「brushes」というフォルダの中にドラッグ&ドロップします。ただ、WindowsとMacでは手順が少し違います。なので、それぞれ説明します。

WindowsでGimpに「gimp-Arrow」を移動する

Windowsの場合は、下の順番で「brushes」フォルダを探して下さい。それからそこに「gimp-Arrow」を移動します。


「C:\Program Files\GIMP 2\share\gimp\2.0\brushes\gimp-Arrow」


Cドライブに入っていることもありますが、Dドライブで見つかることもあります。また、「Program Files」の他に「Program Files(x86)」がある場合は、そちらにインストールされていることがあるかもしれません。




Windowsのインストールはこれで完了です。Gimpを開いていた場合は、一度終了してから再起動して下さい。ツールボックスの中に矢印が表示されていると思います。

MacでGimpに「gimp-Arrow」を移動する

では、Macで矢印ツールを使用する方法を説明しますね。まずは、「ダウンロード」のフォルダから「gimp-Arrow」のフォルダをデスクトップへドラッグ&ドロップしておきましょう。こうしておくと、後で作業が簡単です。



次にG’MIC – GREYC’s Magic for Image Computingへアクセスして下さい。


画面を下にスクロールするとApple社のりんごマークがあるので、そこにある「LISANET version&GIMP.org gtk versions:external linkをクリックします。



すると画面の左下に「Stable Builds」という小見出しがあります。その下に「latest stable build2.2.2」があるのでクリックして下さい。



(注)「latest stable build2.2.2」の数字はヴァージョンが更新すると変わります。


「Macgmic_2.2.2_mac…x_64-HighSierra.dmg」というファイルがダウンロードされます。



ダウンロードが完了したら「Macgmic_2.2.2_mac…x_64-HighSierra.dmg」をダブルクリックして下さい。すると「Macgmic」のアイコンが表示されるか「Macgmic」が開きます。


Macgmicのアイコンが表示されたらクリック!



「Macgmic」の中には「gmic_gimp_gtk」と「gmic_gimp_ngtk」が入っています。ここで最新版のGIMPを使用している方は「gmic_gimp_gtk」をクリックします。(GIMPのエディタ画面が白いタイプを使用されている方は「gmic_gimp_ngtk」を選択してみて下さい。



「gmic_gimp_gtk」を右クリックしてから「開く」をクリックします。



すると「“gmic_gimp_gtk”の開発元は未確認です。開いてもよろしですか?」と表示されるので「開く」をクリックします。



次にアプリケーションのフォルダを開いて「Gimp」を右クリックしてから「パッケージの内容を表示」をクリックします。



すると「Contents」というフォルダが表示されますのでダブルクリックします。



次に「Resources」のフォルダをダブルクリックします。



「Share」をダブルクリックします。



「gimp」をダブルクリックします。



「2.0」をダブルクリックします。



「brushes」をダブルクリックします。



ここに先ほどデスクトップに移しておいた「gimp-Arrow」のフォルダをドラッグ&ドロップします。



これで矢印ツールが使えるようになるはずです。



分かりやすいように、もう一度順番を説明しますね。


「Contents→Resources→Share→gimp→2.0→brushes→gimp-Arrow→.gbrのファイルが入っているか確認」




それではいよいよ、矢印ツールがGimpに表示されているか確認していきましょう。もしもここでアプリケーションを開いていた場合は、再起動して下さい。


GIMP矢印ツールの使い方

まずは「GIMP」のアプリをクリックして開きます。



ファイルをクリックしてから「開く/インポート(o)…」をクリックして矢印を描きたいファイルをインポートします。



「ブラシ」のボタンをクリックするとブラシのツールが選択されます。ここでは13というブラシが表示されています。)これをクリックして下さい。



すると矢印のマークがあると思います。



例えば上向きの矢印を選択して色を指定します。





次に「サイズ」「角度」などを調整します。ここはいろいろ変えてみると使い方に慣れてくると思います。また、画像の外側をポン!と押すと矢印の大きさや角度を確認することができます。



矢印の太さを変更するには「縦横比」の数値を替えて下さい。数字を大きくすれば、よりシャープな矢印を作成することができます。



「ファイル」をクリックして「名前を付けてエクスポート…」をクリックします。



保存するフォルダを確認してから「エクスポート」クリックします。



「エクスポート」をクリックします。



こでれ矢印の入った画像が生成されています。